了善寺のご新造に化けたお夏狐
どんな伝承か
浦安の山の土手に棲んでいたというお夏狐は、行徳の了善寺の御新造に化けて、綿売りや魚屋に「お金は帰りに寄ってください」と品物をねだった。ところが帰りに寺へ寄ると御新造は「知らない」と答え、不思議に思ってお夏の穴を見に行くと、そこには綿や魚がいっぱい敷いてあったという。
原典より
16 子狐と赤ん坊17 海老天の好きな狐18 狐の嫁入り20 火つけとタバコ屋稲荷21 タマヤの狐22 新場の狐 (1)〜(2)23 狐に化かされた話 (1)〜(2)24 化け松 (1)〜(5)—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))
『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。