横町稲荷の狐 (1)
どんな伝承か
行徳の横町稲荷には悪さをする狐がいた。一丁目のそば屋に女中奉公していたおのぶが、円頓寺からのてんぷらそばの注文を届けに行ったきりなかなか戻らず、小僧が捜しに行くと、彼女は墓石の前にちょこんと座り「旦那さんが食べる間待ってろと言われた」と言った。丼はからっぽで、狐に食われてしまっていたという。
原典より
この裏にいろんな家があったじゃないの。—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。