和尚と小僧(焼餅和尚)
どんな伝承か
和尚がよそから貰った団子を一人で食べようと戸棚へ入れ、小僧を使いにやった。小僧は団子を貰ったのを知っていたので食べたい。和尚が団子を焼こうとしたところへ小僧が帰って来たので、慌てて火鉢の灰の下に全部埋めてしまった。小僧は「今行く道が分からなかったから」と言って火箸で灰に道を描き、「こう行って」と書くたびに「あっ、ここに団子がある」と掘り出し、曲り角ごとに団子を見つけて皆出してしまった。この小僧は頓智がきき、大きくなって和尚を越えたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。