乃木の凱旋で結ぶ北国分のしりとり唄
どんな伝承か
学校までの遠い道を歩きながら騒いで唄ったというしりとり唄。すずめ、めじろ、ロシヤ、野蛮国、クロバトキン、キンダルマ、マングローフ、ふんどし、しめた高ジャッポー、ぽんやり陸軍の、乃木さんが凱旋す、と続けて結ぶ。日露戦争の敵将や陸軍の名が、言葉尻を継ぐ遊びのまま繋がっていく。北国分の中村ふみが唄い、浅賀美代子と荒井桂が記録した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))
『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。