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おひつを狙うムジナの親子と子供に化けたムジナ

所在地千葉県市川市曽谷大野新田
年代伝承(終戦後頃まで)
登場松丸正吾
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

ムジナは終戦後あたりまでこの辺りにいたという。大野新田の家の裏の崖にムジナの親子が住みつき、家の者が畑に出ると上がり込んで、おひつの飯を平らげてしまうので、おひつを紐で縛ってから畑に出たという。ムジナに化かされた話もある。使いの帰りに木の上から砂が落ちてきたので、ムジナだと思っていると、ムジナは木から跳び下りて小さな子供に化けた。一人かと尋ねると一人だと答えるので、おれの家へ来るかと言って背負って帰り、土間へ放り投げたらムジナだったという。その後どうなったかは語り手も知らない。

原典より

ムジナはついこの間、終戦後あたりまでいたらしいですよね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

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