日蓮が袈裟を掛けて難を逃れた掛松寺の松
どんな伝承か
鴨川市広場の袈裟掛山掛松寺の境内にある松。文永十一年の小松原の法難のとき、日蓮はこの松に袈裟を掛けて身代わりにし、難を逃れたと伝えられる。昔はこの寺に参詣する人が松の葉や皮を持ち帰り、護符にしたという。今ある松は、その後に植え継がれたものである。
原典より
文永十一年の小松原の法難のとき、日蓮はこの松に袈裟をかけ身代りとし逃れたといわれ、裟袈掛山掛松寺というお寺の境内にある。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。