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行基が麦飯を供えた光善寺の麦飯石

所在地千葉県市原市市原(光善寺)
年代聖武天皇の時代
登場曽我太郎光善、行基
出典房総の伝説

どんな伝承か

市原市市原の光善寺に伝わる石の話。聖武天皇の御代、この地を治めていた曽我太郎光善は美男で弓の達人だったが、十七歳で重い癩病を患い、嘆いた母も目を失った。母が夢で薬師如来を信じよとの告げを受け、同じ告げを受けた行基に薬師像を彫ってもらって母子で祈ると、病はすっかり治った。感謝して堂を建て像を安置すると、庭の大石に八幡大神が降り立ったので鎮座石と呼び、行基がその神に麦飯と柳の箸を供えたことから麦飯石の名もついたという。

原典より

聖武天皇の時代、ここは曽我の太郎光善という人が支配していた。—— 房総の伝説(平野馨) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

房総の伝説(平野馨)

『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。

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