天皇から授かった宮原家の菊花紋
どんな伝承か
市原市加茂の白鳥神社の神主をつとめる宮原家とその一族の家紋は、花びらが十六枚の菊の紋である。これはある天皇から授けられたものだと言い伝えられている。ところがこの紋は皇室の紋章と同じだったため、明治になってから宮内省の達しにより、花びらの数を減らすことになったという。
原典より
市原市加茂の白鳥神社の神主である宮原家とその一族の家紋は、花弁が十六の菊花の紋章であり、これはある天皇から授かったものと伝えられている。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。