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大蛇の霊が鮫となって報いた関平内

所在地千葉県夷隅郡大多喜町平沢(内梨滝)
年代伝承
登場関平内
出典房総の伝説

どんな伝承か

この地方の豪の者だった関平内は、強弓で内梨滝の大蛇を退治したのを喜び、その弓矢を鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮に納めようと旅立った。船が富津にさしかかると大きな鮫が現れて船を背負い、進ませない。平内は、先日殺した大蛇の霊が鮫になって仇を討ちに来たのだろう、退かねば射殺すと叫んで矢を放ち、一矢で鮫を沈めた。無事に参詣を終え、帰りに泊まった宿の井戸端に大きな魚の骨があった。富津の海から上がった鮫の車骨だと聞いた平内は、自分の仇だったのかと力いっぱい蹴飛ばした。すると蹴った足が急に痛み出し、次第に腐って、さすがの平内もたちまち死んでしまったという。

原典より

この地方での豪の者であった関平内は、自らの強弓で内梨滝の大蛇を退治したことを喜び、その時使った弓矢を鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮に奉納しようと旅立った。—— 房総の伝説(平野馨) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

房総の伝説(平野馨)

『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。

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