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大女が落としていった石臼の姥石

所在地千葉県富津市関(姥石)
年代むかし
登場女の巨人(大女)
出典房総の年輪

どんな伝承か

富津市関豊の姥石と呼ばれる所に、高さ約一・一四メートル、周囲八・四八メートルほどの八角形の大岩がある。昔、同じ町内の志組谷に、鹿野山の二倍もあろうかという大女が住んでいた。大女は毎日サルたちに木の実を集めさせ、それを石臼でひいて団子にして食べていた。ところが、水飲み場にしていた中沼の主と水をめぐって争いになり、独り暮らしも寂しくなったので、仲間を探しにこの地を離れた。その際、袂に入れていた石臼を落としたまま行ってしまい、これが姥石の名の起こりだという。巨人の足跡とされる足形の水田も残っており、著者はそれを実際に見ている。

原典より

富津市関豊の姥石というところに、鹿野山の二倍もあったという大女が落していったと伝える、高さ一・一四メートル、周囲八・四八メートルほどの八角形の巨岩がある。—— 房総の年輪 より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

房総の年輪

『房総の年輪』は、房総各地の伝説・昔話・信仰の伝承地を一項ずつ取り上げた短い文章を集めたもので、著者と刊行の事情は原典に記されていない。香取の要石や真間の手古奈堂、松虫姫、源頼朝や義経の伝説地、沈鐘伝説、椀貸伝説、河童や天狗、海の怪異「もうれん」などを、『譚海』『上総国誌稿』や市町村の民話集を引きながら所在地とともに記す。各項は読み切りの小文で、昭和四十五年と四十七年の年頭に書かれた項を含む。

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