榊
どんな伝承か
市原郡姉崎町の家では、正月に門松を建てない。その代わりに榊や竹を建て、正月の二、三日は薪を焚かない。これは明神が忌まれるからだという。往時、明神の后が遠く遊びに出て帰りが遅いことがあり、明神は「まつはつらき」と怨まれた。それから松を忌まれるのだという。姉崎神社の境内には今でも松が一本も植わっておらず、姉崎町の家でも庭木として忌んで決して植えないと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 上総の巻』を全218話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。