作物禁忌
どんな伝承か
葛飾郡湖北村の六郷附近では、ササゲ(大角豆)を作ることが禁じられている。また新木附近の特定の家では、庭にササゲを作ることを禁じている。もしササゲを作れば、その家の者が誰か急死すると言われている。さらに特定の家筋では桐を植えない。桐の樹が三つに分かれて花が咲くときには、その家に必ず凶事があると言うのを聞いて以来、どこの家でも桐を植えなくなったという。家筋によって物を禁忌する原因は、こうしたところから出てきたものである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。