中根観音堂の龍燈
どんな伝承か
本野村大字中根の観音堂には、龍燈の伝説がある。昔、利根川に龍燈という怪しい火が現れて、夜な夜な川面を照らすことがあった。ある夜、土地の漁夫がこれを見て恐ろしく思い、その火を追ったところ、火は忽然として観音堂のあたりで消えてしまった。それよりこの観音を龍燈観音と呼び、霊験あらたかであると信じられるようになった。今も夜分、折々この火が現れるということである。『本野村誌』に見える話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。