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国司源親元を祀る沼の国司神社

所在地千葉県館山市沼(国司神社)
年代永久二年
登場源親元
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

安房郡館山町大字沼の里に、国司神社(国司明神)と呼ばれる神祠がある。安房守源親元がこの地を去るとき、慕って泣きながら従う州民のために紐を解いて記念に与えたという。永久二年、里人は親元の仁政を偲んで邸址に祠を建てて祭った。当初は親元の忌日である正月十六日を祭日としたが、今日では六月十六日に改められている。親元は堀河天皇の永長元年に安房守に任じられ、後に沼の地に住んだと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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