小鷹神社の神事
どんな伝承か
千葉県南房総市白浜町滝口の小鷹神社(瀧口明神・小鷹明神とも)は、阿波の忌部の由布津主命が先祖を祀るため建てたと伝わる古社で、源頼朝が安房上陸後の一夜を明かした社ともいわれる。正月元日には除夜から神職らが宮殿に籠って通夜をし、寅の刻に耕田の祝詞を捧げる。三日には早乙女が「御田を耕ひ奉る」と唱えながら太鼓を打ち宮殿を巡る御田植の神事があり、牛の鳴き真似で牝牛を呼ぶ秘事も伝わる。年間を通じ多くの秘事神事が今に残る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。