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御田植と筒粥を伝える小鷹神社の神事

所在地千葉県南房総市白浜町滝口犬沢(小鷹神社)
年代伝承(治承四年・源頼朝ほか)
登場由布津主命、源頼朝、里見義実、文安二年に太刀を奉納したと伝わる
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

千葉県南房総市白浜町滝口の小鷹神社(瀧口明神・小鷹明神とも)は、阿波の忌部の由布津主命が先祖を祀るため建てたと伝わる古社で、源頼朝が安房上陸後の一夜を明かした社ともいわれる。正月元日には除夜から神職らが宮殿に籠って通夜をし、寅の刻に耕田の祝詞を捧げる。三日には早乙女が「御田を耕ひ奉る」と唱えながら太鼓を打ち宮殿を巡る御田植の神事があり、牛の鳴き真似で牝牛を呼ぶ秘事も伝わる。年間を通じ多くの秘事神事が今に残る。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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