トップ千葉県の伝承館山市

弘法水

所在地千葉県館山市神餘(弘法水)
年代大同元年(弘法大師)
登場弘法大師、寡婦
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

安房郡豊房村のうち神餘の金丸川のほとりに、昔、身寄りのない貧しい寡婦が住んでいた。大同元年五月十八日、一人の修験者が一夜の宿を求めて訪れ、寡婦の勧める茶に塩気がないと知ると、傍らの井戸に杖を立てて祈った。すると海から四里も離れた山奥のこの井戸に塩気が宿り、以来絶えることなく塩水を里に供給し続けたという。修験者は礼を言う間もなく姿を消したと伝わる。明治の中頃、この塩井の水を内務省衛生局で分析させたところ、一升中に三瓦の食塩が含まれていたことが実証されたという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)

藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

種別から探す

弘法水弘法大師塩井

館山市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説叢書 安房の巻』の伝承