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里見氏以来の官牧嶺岡牧場

所在地千葉県鴨川市(嶺岡牧場)
年代里見氏〜徳川吉宗の頃
登場里見義頼、徳川吉宗
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

嶺岡牧場は里見氏以来の官牧で、徳川吉宗がとくに繁殖に力を入れた大牧場である。犬山から会呂村に至る嶺岡山脈の大半を占め、周囲は十七里余り、面積はおよそ千七百五十八町に及ぶという。里見義頼らの代から軍馬を飼って勢いを振るい、明治になっていったん官有となり、のちに廃された。延喜式に見える安房の馬牧は白浜と猪師の二牧で、猪師は諸師の誤りで今の館野村猪師ヶ谷の一帯だったろうといわれる。房総志料は、この国の馬は肥えて強く足が速く、嶺岡の馬は地の塩をなめるからだと記している。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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