雲に消えた恐ろしい大馬の山
どんな伝承か
寛文の頃、尾張藩の役人が登山したとき、大きな馬に出会った。首の毛も尾も地に垂れ、見るからに恐ろしい姿だったという。馬は人影に気づくと峰の中腹まで駆け上がり、そこで雲に包まれて行方が知れなくなった。また東の方には馬の形をした大岩があるので駒ヶ岳と呼ぶとも、雪の消える頃に駒の形が見えるからだともいう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。