昭和一五年頃の祖父の体験談
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どんな伝承か
昭和一五年頃の祖父の体験談である。三毛猫が我が家の縁の下に住みついたが、「子ネコが増えるといやだ」という母の言葉で、猫を捨てることにした。はじめは歩いて川向うへ行って捨てた。ところがその日のうちに帰ってきた。今度は自転車で行き、一〇分のところ、三〇分のところ、一時間のところと、だんだん遠くへ行って捨てたが、三回とも同じようにやっぱり帰って来た。とうとう根負けして、家の中で飼うことになってしまった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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