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開帳の薬師が写らない常光寺

所在地千葉県南房総市富浦町深名(常光寺)
年代現代
登場—
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

旧富浦町深名にある常光寺の住職から聞いた話である。五年前、この寺で奈良時代の作とされる薬師像の開帳があった。お参りに訪れた君津の信者が薬師様を写真に撮ったところ、その一枚だけ何も写っていなかった。信者はもう一度撮りに来たが、やはり薬師様は写らなかったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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