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牛が死んだと読まれた訃報の電報

所在地宮城県栗原市栗駒町
年代現代
登場丑蔵、源記、山田二男、急死した男、丑蔵の弟、出典の著者
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

栗駒町に丑蔵という、牛のように何事もゆっくりした人がいて、栗駒山の雪も溶けた田植えの最中に突然死んだ。部落は全戸が契約講に入っているので、忙しい時をさいて葬式の段取りにかかり、二人一組で知らせに走った。道ばたで会った越中富山の薬屋に、今朝部落の牛が死んだので知らせに行くと言うと、薬屋は堅い人達だと感心して去った。岩手の松尾銅山で働く弟の源記へ「ウシシング ゲンキサマ」と電報を打つと、事務員は悪戯だと思って二度ともストーブにくべてしまい、当人が来て初めて騒ぎになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))

松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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