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機械が壊れボヤが続いた工場の怪

所在地大阪府大阪市
年代現代
登場大槻義彦、調査者(教授)、回答者
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

大阪のある工場で一九九一年、不思議な事件が起こった。ミシンが勝手に動きだし、ビデオが勝手に切り替わり、電話は入れても入れても使えなくなって七五台を入れ替え、ファックスも八台取り替えた。みな壊れてしまうのである。やがてぼやが発生し、工場は閉鎖された。ぼやは五回続き、ついに丸焼けとなったが、そのときすでに電気は止めてあった。幽霊のしわざかと騒ぐ声もあったが、雷ほどの電圧にあたる一六〇万ボルトの電気がぱっぱっと流れていることが判った。調べた大槻義彦教授によれば高周波の電波が発生しているという。近隣で異変が起きたのはこの工場一か所だけだった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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