本渡市で、語り手が12、3歳の時(約50年前)夜9時頃
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どんな伝承か
本渡市での話。語り手が十二、三歳の頃、今から五十年ほど前のことである。夜の九時頃、勉強部屋から外に出て門の方へ行くと、目の前に青い火の玉がスースーと出てきた。驚いて声も出ないまま、その行方を追っていると、火の玉は延慶寺の方へ飛んで行って消えた。母にこのことを話すと、「あらあ、あの人の病気はよくないなあ」と言った。すると二、三日して、その人は本当に亡くなったのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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