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上野の山に立てこもった彰義隊の戦

所在地東京都台東区上野公園
登場丸毛利恒、渋沢成一郎、天野八郎、織田主膳、山岡鉄舟、仏磨和尚、彰義隊士・『彰義隊実歴鈔』の筆者、彰義隊の中心人物、彰義隊の大将、彰義隊の頭取、墓標を建てた幕臣、戦死者を火葬した円通寺の僧
出典江戸動物民話物語

どんな伝承か

江戸城の無血明け渡しが決まった後も収まらない旗本らは、恭順した徳川慶喜を守ると称し、渋沢成一郎や天野八郎らを中心に上野の山へ立てこもって官軍と戦った。丸毛利恒の『彰義隊実歴鈔』によれば、慶応四年五月十五日の朝に砲声が起こり、根岸や団子坂の方面ではいったん官軍を退けたが、黒門口と山王台が激戦となり、ついに黒門が破られて味方は崩れた。利恒が御本坊へ駆けつけると守兵はもう無く、土塀を越えて根岸へ逃れたという。戦死者を焼いた跡は今の上野公園の西郷像の裏にあり、明治八年に山岡鉄舟らが墓標を建てた。弾痕の残る黒門は南千住の円通寺に移されている。

原典より

この戦で戦死した人びとの墓は、今上野公園の西郷さんの銅像の裏、桜ヶ丘にある。—— 江戸動物民話物語(窪田明治) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

江戸動物民話物語(窪田明治)

『江戸動物民話物語』は、「郷土史・東京」の刊行会を主宰した窪田明治が、東京の郷土史を調べた材料から江戸の民話を選んでまとめた本である。狐や狸、猫、蛇が人を化かし、恩を返し、祟る話を中心に、本郷・王子・向島・麻布・三田など東京各地に伝わる話を収める。狐・狸・猫・蛇・不思議な生き物の五部に分け、一話ごとに舞台となった土地の史跡や寺社の由来、沿革の解説を添え、まえがきとあとがきを付す。

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