小赤沢のクリの木と願かけの杉
どんな伝承か
小赤沢へ入る道端に大きなクリの木がある。この地へ入った家が、神を祀るところがないというので、そのクリの木を祀ったのだという。今でも根元を掘ると穴の開いた支那銭が出るといい、昔はみなそれを供えて参ったという。集落が一〇軒、二〇軒と増えたころ、この家が言い出して氏神を建てた。観音様の木は、大昔トヤという婆さんが耳を病み、この木を上げるから治してくれと願をかけて治ったので、観音に上げたものだという。道祖神は桜の木を祀ったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)