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神木を天井に使った家の夜泣き

所在地長崎県松浦市今福町
年代昭和二三年頃
登場香島正男、若夫婦と赤ん坊、瀬戸千鶴、紹介者、報告者
出典現代民話考 9 (木霊・蛇)

どんな伝承か

昭和二三年頃、語り手が香島正男氏の紹介である家へ出向いたときのこと。島ではかなり大きな新しい家で、人品のよい器量のいい若夫婦のもとに赤ん坊が生まれていた。ところが日が経つにつれ赤ん坊の夜泣きがひどくなり、夫婦は困り果てていた。奥さんが綺麗で優しい人だったので、その顔だけはいまでも覚えているという。調べてもらうと、この家は神木を天井に使っていた。そこで祭って拝んでもらったところ、不思議に夜泣きはぴたりと止み、家族はみな健やかになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 9 (木霊・蛇)』は、松谷みよ子が全国の回答者から寄せられた報告と各地の民話集をもとに編んだ『現代民話考』の一巻である。明治から平成にかけて語られた、伐ろうとすると祟る木・泣く木・血を流す木などの木霊の話と、大蛇やつちのこ、蛇婿・蛇女房、主や守り神としての蛇、蛇と福運などの話を、話者や回答者の名とともに収める。第一章「木霊」と第二章「蛇」を主題ごとの節に分け、各話例の後に「分布」として類話の地名と出典を並べる。

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