拾い上げた流木が大蛇だった水害
どんな伝承か
昭和九年七月の大水害は、死者九一人、行方不明五七人を出した。この洪水で上流から手取川に多くの木が流れてきた。手取川下流沿岸の人々は、捨て去るのはもったいないと川の木を拾い上げたところ、それは大蛇だった。驚いて川へ戻し、海へ行ったのだろうと安心していた。ところが、それから下流の田畑に蛇が増えはじめ、人々は今も悩んでいるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)