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縁の下に住みつく屋敷守への声かけ

所在地新潟県見附市
年代四〇年以上前
登場小沢清子、回答者
出典現代民話考 9 (木霊・蛇)

どんな伝承か

見附では、縁の下や庭に蛇が住みつくと屋敷守といって喜んだ。その家のおじいさんが子どもの頃から住んでいるという蛇もいて、直径十センチもあろうかという蛇が庭の柿の木やざくろの木に頭を下にしてぶら下がっていたり、人がいても悠々と玄関の前を横切っていったりするのを見た。そんなとき家の者は「わるさすんなよ、家ちゃんと守ってくれいや」と必ず声をかけるのである。時には庭の鶏小屋の卵を取ったり雛を呑んだりもしたが、子どもが棒で追いかけるとひどく叱られた。大事にされていたわけである。四〇年以上も前の話だという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 9 (木霊・蛇)』は、松谷みよ子が全国の回答者から寄せられた報告と各地の民話集をもとに編んだ『現代民話考』の一巻である。明治から平成にかけて語られた、伐ろうとすると祟る木・泣く木・血を流す木などの木霊の話と、大蛇やつちのこ、蛇婿・蛇女房、主や守り神としての蛇、蛇と福運などの話を、話者や回答者の名とともに収める。第一章「木霊」と第二章「蛇」を主題ごとの節に分け、各話例の後に「分布」として類話の地名と出典を並べる。

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