五色沼で闇討ちされた武士の霊
どんな伝承か
霊能者と僧の立ち会いで除霊を受けたSさんは、順番を待つ間に腕へ針を刺されたような痛みを覚え、皮膚がミミズ脹れになった。霊媒として霊を降ろすと、その霊は部屋の中央に大あぐらをかき、会津藩の下級武士武藤双舟と名乗った。帳付けを任されていた双舟は、藩の年貢金を横領していたS家の先祖に利用され、百姓一揆を収める使いに出されたところを闇討ちされたという。殺されたのは今の裏磐梯、五色沼のあたりだと語り、一族に祟り続けるつもりだったと恨みを述べた。霊は説得に応じて去ったが、続いて首を吊った女の霊がかかってきた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年))
『ここまでわかった霊界の真相』は、漫画家つのだじろうが平成五年に日本文芸社から刊行した心霊の解説書である。著者自身の主護霊の出現や自宅の不可解な火災などの霊体験に始まり、死後の世界の層の構造、主護霊・因縁霊・地縛霊などの霊の種類、心霊写真と念写、霊感を強める訓練法までを説く。『ついに霊魂をとらえた』など著者の過去の活字本を再編して新しい話を加えた全七章の構成で、はじめにで漫画と活字の違いを論じる。