五色沼で闇討ちされた武士の霊
どんな伝承か
霊能者と僧の立ち会いで除霊を受けたSさんは、順番を待つ間に腕へ針を刺されたような痛みを覚え、皮膚がミミズ脹れになった。霊媒として霊を降ろすと、その霊は部屋の中央に大あぐらをかき、会津藩の下級武士武藤双舟と名乗った。帳付けを任されていた双舟は、藩の年貢金を横領していたS家の先祖に利用され、百姓一揆を収める使いに出されたところを闇討ちされたという。殺されたのは今の裏磐梯、五色沼のあたりだと語り、一族に祟り続けるつもりだったと恨みを述べた。霊は説得に応じて去ったが、続いて首を吊った女の霊がかかってきた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・平成5年(1993年)8月)
漫画家で心霊研究家のつのだじろうが、霊能者の指導のもとに体験・取材した心霊現象を解説する書。主護霊・指導霊との交信や幽体離脱、魔女狩りの娘や戦国武士など前世の因縁による憑依と霊障、青山墓地の黒い影、テレビ収録中の狐憑きなどを、霊界の構造や守護霊の体系とともに記録し、欧米の心霊科学に比した日本の心霊研究の遅れにも言及する。