北千住から新宿へ跳んだ少年
どんな伝承か
ある日、清田益章の父から著者に、息子の姿が見えなくなったという電話が入った。五分ほど前まで家にいて、先生の事務所へ行きたがっていたという。受話器を置いた直後、当の本人から電話があり、いま新宿駅にいると告げた。彼の家は北千住で、電車を使っても新宿までは一時間近くかかる。ところが五分ほどで、駅から徒歩十五分の事務所に彼は現れた。本人によれば、行きたいと思った途端に体が浮き、気づくと北千住駅、また浮いて新宿駅、そこから事務所までは小刻みに飛んだのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
漂う霊があなたのまわりにいる(つのだじろう)
『漂う霊があなたのまわりにいる』は、『うしろの百太郎』などのオカルト作品を描いたつのだじろうが、心霊現象を一般向けに解説した本である。自宅の火事など著者自身の不思議体験に始まり、守護霊・生霊・幽体離脱・念力・憑依霊・ポルターガイスト・除霊・交霊・輪廻転生などを、体験談と内外の事例を交えて説く。十二のLECTUREの間に「CLOSE UP」とコラムを挟んで恐山や狗神伝説、霊感の訓練法にも触れ、エピローグで霊との付き合い方を述べる。