磔柱の石が残る鈴ヶ森刑場跡
どんな伝承か
品川区に鈴ヶ森刑場の跡がある。旧東海道と新しい国道が京浜急行の線路と並んで走り、やがて一本に合わさる地点の三角地帯がその跡で、今は大経寺の境内として小さな公園になっている。題目を刻んだ供養の大石碑が立ち、その裏には元禄期の年号を含む銘が残る。慶安四年、由井正雪の乱に加担した丸橋忠弥がここで処刑されて以来、八百屋お七、白井権八、白木屋お駒、天一坊など、小説や芝居で一度は名を聞く人物が次々に刑死した。磔の柱を差し込んだ石が、今も残されている。
原典より
旧東海道と新国道が京浜急行線と平行しながらやがて三線一本になる地点の三角地帯が、その刑場の跡である。—— 心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。