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来世の伴侶として棺に入れる麦わら人形

所在地福岡県福岡市
年代昭和二年
登場尾佐竹猛氏
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

あの世の夫婦を論じる章の解説で、編者は死後も夫婦は添うのかという家族の素朴な問いから、夫婦の縁にまつわる習俗を挙げる。そのひとつが佐々木滋寛氏の報告で、大正のはじめごろまで旧福岡市内では、夫に先立たれた妻は切った髪を棺に納め、妻に先立たれた夫は、麦わらで胴と足をこしらえ板や杓子に顔を描いた人形を妻の棺に入れて野辺送りをしたという。災いを移すためではなく、来世でもよい連れ合いでいるための身代わりだと説明されている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年))

『日本怪談集 幽霊篇』は、今野圓輔が昭和四十四年に編んだ幽霊体験談の集成である。新聞・雑誌・単行本や民俗の報告、編者自身の採集から、影や物音、人魂、生霊、死の知らせ、皿屋敷、戦死者の霊、船幽霊、タクシーに乗る幽霊など、日本各地の人びとが見聞きした怪異を、作家の創作を除き原文を尊重して再録する。十章に分けて各章の頭に編者の解説と注を置き、巻末に産女や子育て幽霊を論じた「幽霊外伝」と木原浩勝の解説を付す。

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日本怪談集親しき幽霊葬送習俗身代わり人形

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