神田の少年が追った挨拶回りの火
どんな伝承か
神田に住む小学生のA君が、夏の夜に近所の大人と夕涼みをしていると、青い火のかたまりがふわふわと現れ、何軒かの家の窓から中へ入っては出て来た。面白半分に追って行くと、火は一軒の家の窓に吸い込まれたきり出て来ない。その家は同級生B君の家だった。知らせようと入ってみると家の中は騒然としており、B君の祖母がたった今死んだところだという。青い火は祖母の魂で、死にぎわに知人の家へ挨拶回りに出たものらしいと語られた。作り話ではないかと言うとA君は憤然としたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。