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生きているか尋ねた四人の若者

所在地宮城県本吉郡南三陸町
年代平成
登場不明
出典震災後の不思議な話-三陸の怪談

どんな伝承か

前に出てきた港町のとなりの町で、非番のタクシー運転手から復興酒場で聞いた話。津波が押し寄せる防災庁舎の中で建物の安全を信じ、防災無線を流し続けるなど最後まで努力していた土地柄である。震災後のある夜、復興商店街の近くで車を停めていると、四人の若者のグループがやって来て「みんなで乗れますか」と言い、リーダーらしい若者が助手席に座った。海沿いを走るうち一同は黙り込み、停めてくれと言って降り、道の端から海のほうを向いた。やがてリーダーが振り返り「実は、自分たちは死んでしまったのかどうか、わからないんです」と尋ねたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

震災後の不思議な話-三陸の怪談(宇田川敬介)

『震災後の不思議な話-三陸の怪談』は、宇田川敬介が著した東日本大震災の被災地の怪異談集である。復興の手伝いで通った三陸の人々から聞いた虫の知らせや生死を分けた出来事、津波の犠牲者の霊、タクシーの幽霊などの話を、津波の言い伝えや『遠野物語』、オシラサマ伝説とあわせて記す。全体を「迫りくる危機と虫の知らせ」から「見守っています」までの四幕に分け、「おわりに」で取材の動機と、話者の名や地域を伏せた方針を述べる。

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