供養の日に戻った寒戸の婆さま
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どんな伝承か
遠野に伝わる「寒戸の婆さま」の話。昔、松崎という地区に寒戸という家があり、八歳になる女の子が外へ遊びに出たまま帰らなくなった。赤い鼻緒の草履とお人形が家の梨の木の根元にきれいに並べて置かれていたので、誰かにさらわれたのだろうと村人は噂した。主人はいなくなった日を命日として葬式を出し、毎年その日に親類や近所の人を招いて供養を続けた。三十年か五十年たったころ、白髪でぼろぼろの着物を着た老婆が訪ねてきて「三十年前にさらわれた、この家の娘です」と名乗り、みなの元気な様子を見ただけで帰ると言って、どこへともなく消えたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
震災後の不思議な話-三陸の怪談(宇田川敬介・2011年以降(東日本大震災関連))
震災後の不思議な話(三陸の怪談)/津波の死者の霊・幽霊/地震の予兆(井戸の水)/タクシーに乗る幽霊/震災の鎮魂と怪異
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遠野市の伝承
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