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馬を驚かせた河童の詫証文

所在地宮城県気仙沼市小泉
年代昔
登場三条小太夫近春
出典宮城県史 民俗編

どんな伝承か

葛西氏の家臣で小泉宝領館主の三条小太夫近春が、夏のある日、小泉川へ馬洗いに行くと、日頃おとなしい馬が川に引き入れた途端にあばれだした。これが五、六日続いたので注意深く調べると、カッパが馬の尾に悪戯をして驚かせていたのであった。近春が鞭でカッパを強く叩いたので、カッパは気を失ってしまった。蘇生してからは平身低頭して詫び、その証しに水遁の術の巻物と詫証文を差しだした。詫証文は直径五、六センチの平たい石で、天気の観測に役立つとも、水に潜るときに役立つともいわれたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮城県史 民俗編(茂木徳郎(「妖怪 幽霊」の章)・宮城県史シリーズ)

『宮城県史 民俗編』は宮城県の県史の民俗編で、ここに収めるのは茂木徳郎が執筆した章「妖怪 幽霊」である。山・道・木・水・海・雪・家など出現の場所による分類に沿って妖怪変化を論じ、幽霊とヒトダマ・死霊・生霊の観念を考えたうえで、県内の妖怪・幽霊・動物変化の伝承を郡・町村名を添えて集める。序説・本論・事例篇・参考の順に並び、序説では昭和二十四年の迷信調査と昭和三十年のNHK仙台中央放送局の調査にも触れる。

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