トップ > 群馬県の伝承 > 沼田市

人間の顔をした一ツ目の仔馬

所在地群馬県沼田市石墨町
年代昭和二年五月
登場石井直衛、石井直衛方、飼主
出典日本怪奇集成-明治大正昭和篇

どんな伝承か

群馬県薄根村大字石墨の石井直衛方で飼馬が仔馬を産んだが、その仔馬は顔が人間そっくりの形をしており、目は奇怪にも顔にたった一つあるだけで、しかもその中に瞳が二つあるという稀代の畸形馬であった。これを伝え聞いた郡役所では学術研究の資料にしようと、早速調査に出張したが、仔馬は生後間もなく死亡してしまった。それでも、一つ目で人間の顔をした仔馬が生まれたという評判は広まり、石井方には毎日、黒山のように見物人が集まって来たということである。

原典より

群馬県薄根村大字石墨、石井直衛方の飼馬が仔馬を生んだが、その生れた馬の仔は、顔は人間そっくりの形で、目は奇怪にも顔にたった一つあるだけ、そして瞳は二つあるという稀代の畸形馬であった。—— 日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著)

『日本怪奇集成-明治大正昭和篇』は、富岡直方が編んだ怪奇実話集である。明治元年から昭和七年までに各地で起きた幽霊や狐狸の怪、畸形や奇病、天変や奇瑞、世相の珍事を、当時の新聞・雑誌の記事と筆者自身の聞き書きから集めている。明治・大正・昭和の三篇に分け、話ごとに年月を掲げて通し番号を振り、新聞記事を引いたうえで紙名を末尾に添える形を基本とする。

種別から探す

一ツ目怪異人面

沼田市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本怪奇集成-明治大正昭和篇』の伝承