小瀬口戦争人夫驚動ノ事
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どんな伝承か
小瀬村に集まる人夫数百が、一人の悪夢の叫びに一同起き上がり鯨波を揚げ大騒動。同夜、桂主馬宿の上で原牧雄らが月明の空に小瀬峠から黒雲のような物が尾を引き村を横切るのを見た。戦中の恐怖心の致す所かと記す。
原典より
小瀬口戦争、六月ヨリ七月二及ビ数回アリ。—— 岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊)
岩国藩士・広瀬喜尚(仁兵衛、天保頃の博識家)がまとめた郷土怪談集を核に、明治期に今田純一(散木園主人)が二十余条を増補(追加)し、さらに藤田葆が古老聞き取りの『続怪談録』・歴史的瑞兆を集めた『実事談』・幼童の変死記録を集めた『変死部』を継ぎ、巻末に静間密の怪火・投石怪五話を付録とした、岩国・錦見・横山周辺を舞台とする総合怪異録。
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