拷問に屈せず題目を唱えた鍋冠り日親
どんな伝承か
辻説法をした日蓮宗の日親が投獄され、七寸釘を打った天井の狭い獄舎に押し込まれ、炎天下で薪を積んで火をつけられ、厳寒に裸で氷水を注がれ、陰茎に竹串を貫かれ、焼いた鍋を頭上に被せられるなど拷問を受けても、題目を唱え続け衰えず、頭顔を焼かれながら八十三歳の天寿を全うした。「鍋冠り日親」の由来。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊現象治病法(心霊学研究会・1940年(昭和15年))
『心霊現象治病法』は、心霊学研究会が昭和十五年に発行した心霊療法の手引書である。精神を心理学と唯識の八識説で説き分け、暗示と感応、睡眠と覚醒、肉体と精神の存滅を論じたうえで、薬に頼らず観念と精神統一で病を治すことを唱え、大正十一年の治療の例などを挙げる。第四編「疾病と心霊療法」の後に附録の第五編「実験」を置いて霊動術・金剛力・剣の刃渡り・熱湯熱火を防ぐ法・感応術の修め方を説き、「発心の一言を残して」で結ぶ。