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守山町で客死した相馬領の中間太九右衛門

所在地福島県郡山市田村町守山
年代享保16年(1731)
登場相馬領の中間、太九右衛門
出典疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情

どんな伝承か

享保十六年、相馬領の中間であった太九右衛門が、日光からの道中で病を得て守山領守山町に至った。付き添っていた足軽二人が相馬へ連れ帰ろうとしたが、その前に太九右衛門は息を引き取った。二人の願い出により、村では一札を取ったうえで当地に葬っている。守山領では旅の者が領内で死んだとき、在所や親類・村役人へ相談し、先方の希望があれば当地に埋葬してよいと定められており、この一件もその手続きに沿って処理された。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情(昼田源四郎・昭和中期(推定))

本書は江戸時代の陸奥奥州守山藩領における『御用留帳』を史料とした、近世農村の医療事情と心霊現象の研究である。狐憑きや物付きなどの精神疾患が、祈禱や指籠入れ(座敷牢)によって治療された実例を14件詳述する。天明・天保の飢饉や流行疫病(疱瘡、麻疹、コレラ等)への対応と並行して、乱心者の社会的処遇、責任能力の鑑別問題、欠落(逃亡)との区別が論じられている。

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