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舞木村で倒れた笠売り喜太郎

所在地福島県郡山市舞木
年代寛保1年(1741)
登場会津材木町の笠売り喜太郎
出典疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情

どんな伝承か

寛保元年、会津の材木町から来た笠売りの喜太郎が、守山領舞木村で食滞を起こして倒れた。食滞とは腹に不消化のものが溜まる病である。村では医者を呼んで手当てをさせたが、喜太郎は回復せずに息絶えた。在所へ知らせが立てられ、会津の旦那寺の証文を求めたうえで、親類の者が来村してから当地に埋葬したと記されている。旅の商人が領内で客死したときの、証文を取り交わして葬るという定めどおりの扱いであった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情(昼田源四郎・昭和中期(推定))

本書は江戸時代の陸奥奥州守山藩領における『御用留帳』を史料とした、近世農村の医療事情と心霊現象の研究である。狐憑きや物付きなどの精神疾患が、祈禱や指籠入れ(座敷牢)によって治療された実例を14件詳述する。天明・天保の飢饉や流行疫病(疱瘡、麻疹、コレラ等)への対応と並行して、乱心者の社会的処遇、責任能力の鑑別問題、欠落(逃亡)との区別が論じられている。

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