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こたつで相次いで息絶えた母と娘

所在地福島県会津若松市
年代昭和五十六年
登場大倉明、松谷みよ子、竹内、死亡診断書を書いた会津の医師
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

昭和五十六年のこと。会津に竹内という医者がいる。ある日、山の中で知恵おくれの娘と二人で暮らしている八十五歳の老婆が死んだと、姪が知らせてきた。行ってみると確かにこたつで死んでおり、死亡診断書を書いて戻った。ところが今度は死んだのは二人だと知らせが来る。再び行ってみると、先に診断書を書いた死人は六十いくつになる娘の方であった。娘は夫と別れて母のもとへ戻っており、母は「この娘を一人残しては死ねない」と繰り返していたという。母がこたつで息を引き取ると、娘も母の死に気づいたとたん、同じこたつで息を引き取っていたのだった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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