有楽町駅での鯛の骨と伯父の死
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どんな伝承か
昭和二十二年四月のこと。膵臓炎の手術のため入院した伯父の家で留守番をしていた語り手は、手術が終わる昼ごろ病院へ着けばよいと出かけた。病院は新橋駅の近くで、中央線の東中野から東京駅で乗り換え、有楽町駅に着いたとき、一週間前から喉に刺さっていた鯛の骨がぽろりと抜けた。その瞬間、伯父が死んだと感じて駅の時計を見ると十二時五分前であった。病院に着くと伯父は十一時五十五分に亡くなっていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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