主人の弟は九歳で水死しました
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どんな伝承か
主人の弟は九歳のとき水死した。祖父はその死を深く悲しみ、亡骸の左足の裏に墨をつけ『生まれ変わってこいよ』と言って葬ったという。その後、語り手夫婦が結婚し、昭和五十年に男の子が生まれたが、その子の左足の裏には小さなほくろがあり、年とともに大きくなって今では七、八ミリになった。祖父が墨で印をつけた場所とちょうど同じだというので、主人の姉たちは、この子は水死した弟の生まれ変わりだと言っているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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