成田山新勝寺の易占長屋
どんな伝承か
千葉県成田市の成田山新勝寺では、境内の旧本堂に近い噴水池に沿った三角地帯に、さまざまな店と並んで十七軒もの易占所が長屋のように軒を連ねている。これらは「成田山の占い師」として広く名を知られている。同様の易占所の集団化は各地に見られ、生駒山麓の石切剣箭神社参道沿いにも四、五十軒の易占所が並ぶと言われており、占いの集団化・大型店舗化が進む今日を象徴する光景の一つとして紹介されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
なぜいけない-占いオカルト新新宗教-ブームが問いかけるもの(田村昭二・1992年以前(1980年代後半~1990年代初頭推定))
本書は1980年代後半~1990年代初頭に急速に流行した占い、オカルト、新新宗教のブームに対する警告書である。著者田中昭二は、コックリさんによるリンチ事件や死亡事件、イタコの占いに基づく殺人、迷信に基づく人権侵害、霊能力者による詐欺商法など、具体的な事件事例を通じて、オカルト現象が社会に及ぼす実害を記録している。現象には科学的説明が可能なものが多いことを示しつつ、特に思春期の青少年が集団催眠や自動暗示の影響を受けやすい実態を指摘。