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山百合を持つ兄の死の知らせ

所在地神奈川県横浜市
年代不明
登場俳優三河家荒二郎、危篤の兄荒五郎、三河家荒二郎、市川荒五郎、佐佐木染之丞、おひろ、俳優・体験者(横浜団十郎と呼ばれた)、大阪の老優・荒二郎の兄(腎臓病で死去)、横浜の喜楽座の座主、荒五郎の娘・訃報を電話で伝えた
出典日本怪談実話

どんな伝承か

名古屋の歌舞伎座に出演していた三河家荒二郎は、長年世話になっていた横浜の芝居小屋の窮状を聞き、名古屋を引き上げて横浜へ向かった。危篤と聞いていた兄・荒五郎について大阪へ問い合わせると「危険期は過ぎた」との返事だったため安心していたが、横浜での二日目の演戯を終えて宿に戻り寝ていると、有松絞の着物を着て白い山百合を手にした兄が枕もとに現れ、「名跡と家のことを頼む」と言い残して消えた。驚いて飛び起きたところへ大阪から電話があり、兄がちょうどそのとき亡くなったことを知らされたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談実話(田中貢太郎・河出文庫版・決定版・昭和13年編纂(1938年))

日本怪談実話(田中貢太郎)/幽霊と怪光の実話/怨霊と祟り・因果/死の前兆と怪音/各地の怪異実話

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