トップ > 香川県の伝承 > 丸亀市

山川博士らの前で当てた吉兆の透視

所在地香川県丸亀市
年代伝承(口承)
登場山川健次郎、藤原咲平、長尾郁子、今村新吉、実験の中心となった物理学者、試験の文字を書いた物理学者、霊能者、新聞記者に談話した肯定派の学者
出典心霊と神秘世界

どんな伝承か

明治四十四年一月、前の帝大総長山川健次郎を中心とする物理学者たちは丸亀に出向き、四日から八日にかけて長尾郁子を三度試した。最初は透視の実験だった。藤原咲平が書いた「吉兆」の二字を、郁子は精神を統一して一分で言い当てた。山川自身が書いた「十心乍」は一分十五秒で十の字だけを当て、残る二字は外れたが、続く「上光気」は一分三秒で的中した。肯定派の今村新吉は新聞記者に、山川博士が目の前でこの力を認めた以上、ともに学会を作って研究したいと語り、疑っていた博士も大いに驚いている様子だと伝えた。しかし山川は、なお郁子の力を疑っていたという。

原典より

藤原咲平が書いた「吉兆」の文字を郁子は精神統一して一分後に的中、…—— 心霊と神秘世界(福来友吉・1932年(昭和7年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊と神秘世界(福来友吉・1932年(昭和7年))

『心霊と神秘世界』は、文学博士福来友吉が著し、昭和七年に人文書院から発行された心霊研究と仏教思想の書である。御船千鶴子・長尾夫人・三田光一らの透視と念写をはじめ、霊の幻化、念動、物質化など国内外の心霊現象を実験記録とともに論じ、後半では自我・神秘世界・霊と生命を真言密教や華厳の教えによって説く。全五編からなり、この本文は昭和五十七年に心交社が出した復刻版で、梅原正紀・井村宏次らの「解説研究編」を付している。

種別から探す

透視千里眼

丸亀市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『心霊と神秘世界』の伝承