肺結核を癒した催眠術の信奉者
どんな伝承か
日本に催眠術をもたらしたのは榎本武揚だといわれ、精神療法の手立てとして近代以降の日本で最初に用いたのは漢方医の馬島東伯だという。麻布学園を興した江原素六もその一人で、重い肺結核を催眠術によって治した体験から熱心な信奉者となり、やがて自分でも人に術をかけられるようになって、催眠術の中興の祖と呼ばれた。知名の人々の間でも、こうした経緯で支持者が増えていった。催眠術には実際に病を治す効き目があり、既存の学問の理屈でも説明のつく部分があったため、医学や心理学からも公認の研究対象となり得たのである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊と神秘世界(福来友吉・大正~昭和初期(推定1920年代~1930年代))
御船千鶴子の透視能力(心霊と神秘世界)/催眠術と透視・念写/千里眼事件と心霊実験/神秘世界の探究/福来友吉の超能力研究