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がま口の中身を当てた女行者の透視

所在地神奈川県横須賀市米が浜通(孝信教会)
年代大正四年(1915)
登場浅野和三郎、三峰山の女行者石井ふゆ、浅野多慶、浅野三郎、浅野の妻、病児
出典日本神異見聞伝

どんな伝承か

大正四年の春、横須賀の海軍機関学校で英語を教えていた浅野和三郎は、九歳の三男三郎の微熱がどうしても下がらず困っていた。妻の多慶が三峰山の女行者石井ふゆに近づいたのをきっかけに、浅野は米ヶ浜の祖師堂近くにある孝信教会を訪ねた。色黒で無学そうな五十前後の女だったが、浅野のがま口の中身を読経ののちに三円二十五銭と言い当て、紙幣や硬貨の種類まで合っていた。その後の実験もすべて当たり、三郎の熱は十一月四日から下がるという予言も的中して、浅野夫妻を深く感動させたという。

原典より

さらに、三郎の発熱が十一月四日から止むとの、最初からの予言が見事に適中したことは、浅野夫妻を最も感動させた。—— 日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年))

『日本神異見聞伝』は、笠井鎮夫が昭和四十九年に著した霊異の見聞記である。第一篇では、大正期に大本で鎮魂帰神を受けた著者が、霊媒による死者の招霊や狐霊・竜神の託宣、霊石の発掘などを研究会での語りの口調で伝える。第二篇では、慶応三年のええじゃないかのころ尾張・遠江・駿河・美濃・丹後などで起きたお札降りを、旧家の古文書や郷土史家の便り、著者の現地調査から記録している。

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