他村まで踊り回った飯沼村の若連中
どんな伝承か
伊那谷の上郷では、慶応三年の札降りのとき、飯沼村などがお祭り騒ぎとなった。中年の者と若者の仲間を合わせて六十人ほどが連れ立ってほかの村まで踊って回り、行った先の村の若者たちもその踊りに加わったという。
原典より
上郷では、飯沼村などでお祭り騒ぎとなり、中老・若連中六○人ほどが他村まで踊り、他村の若連中もくわわったという。—— ええじゃないか(高木俊輔) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ええじゃないか(高木俊輔)
『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。